ここに集めた10曲の作詞作曲者はすべて異なっています。そのへんが70年代との違いでしょうか。
| タイトル | アーティスト | コメント |
|---|---|---|
| サマー・ホリデー | 河合美智子 | ３連ロッカバラードで、バックコーラスはもちろんビーチボーイズ風だけど、「ションベンライダー」でデビューしたての初々しさで二重丸。 |
| シャンプー | 中島はるみ | モデル出身でスタイル抜群。最先端（だった？）のニューウェーブ・ポップスのなかでも間違いなくキュートな一級品。一聴の価値あり。 |
| エピキュリアン | 佐々木よしみ | この娘もモデルさん。ハードなギターサウンドのイントロから一転、楽しそうでお馬鹿な歌声に脳天がとろけそう。まさしくエピキュリアン。 |
| 星に約束 | 長谷川真弓 | カントリー調のワルツというのはアイドルポップスとしてはやや難しいか。子役時代の彼女の幼い歌声は童謡みたいだしね。 |
| 少女時代 | 百瀬まなみ | パイの実のＣＭで評判となった女の子でも、曲は意外とシビア。なんたって“少女時代は可愛い子だけ幸せになれる”だから。 |
| オリオン座の向こう | 白石まるみ | ユーミン夫妻の作詞作曲。生硬なせりふもグッドなカレッジポップス。Ｂ級アイドルファン以外にもオススメできる文句なしの名曲です。 |
| ねがわくば・・・Ｋｉス | 菊地陽子 | こういう舌っ足らずでキンキラ声のアイドルポップスは評価されることはまずないんだけど、エロキューションの良さはなかなかです。 |
| ちょっとだけ | 江原由希子 | 元フェアチャイルドのYOUは元モデルで元アイドルでもあるわけです。トロケるようなファニーヴォイスのほのぼのニューミュージック系。 |
| オペラグラスの中にだけ | 村田恵理 | 曲もいいし、歌も上手い。ま、Ｂ級アイドルファンでこの曲を嫌いという人はいないというぐらいの名曲。でもカスリもしなかった。難しいね。 |
| ローレライ | 横田ひとみ | 主演映画がお蔵入りでアイドルになり損なった彼女。でも、カンツォーネ的なスケールの大きな曲をたどたどしく歌ういい作品です。 |
※ここに選んだ10曲は、すべて私が毎年選んでいる年度別BEST30に入っているお気に入りの曲です。ただし、誰ひとりとしてオリコンのベスト100に入るようなヒットを１曲も出していないいわゆるＢ級アイドル揃い。
※「オリオン座のむこう」の作曲は、ユーミンかと思ってたら、ダンナの松任谷正隆でした。訂正しておきます。